日本精工は26日、円すいころ軸受の転動面と頭部に数ミクロンの凹部を複数形成し、潤滑油膜の保持性を高める特殊加工技術を開発したと発表した。デファレンシャルギアなど電動車用変速機向け軸受で採用する。変速機では燃費向上を目的に潤滑油の低粘度化や小油量化が進む。油量が希薄な中でも表面損傷や焼き付きを起こしにくい軸受を製品化し、電動車両の本格普及を見込む2…