7日の記者会見で握手を交わしたパイオニアの森谷社長(左)、ベアリングのサラタCEO(右)。パイオニアの先行きに対するベアリングの思惑はまだ見えない

創立80年の歴史を持ち、「名門」と呼ばれたパイオニアが香港系ファンドのベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入ることが決まった。ベアリングとパイオニアは当初、500億円程度を出資して上場を維持しながら経営再建を目指すことで合意していた。一転して1020億円を投じて完全子会社化することになったことに、ベアリングの思惑が透けて見える。パ…