EUの輸入関税10%の早期撤廃を目指す(イメージ)

日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉が正念場を迎えた。27ある交渉分野のうち、貿易ルールや国有企業など20以上で交渉は事実上、決着しているが、農産品や自動車など物品市場アクセス(関税)が大筋合意のカギだ。日本とEUは年間16兆円ほどを貿易でやりとりするほか、国内総生産(GDP)は世界の27・8%を占める。2013年3月の交渉開始以降…