2017年3月期の各社の業績は為替が大きなマイナス要因になる見通しだ。円の対ドルレートが急速に円高方向に振れていることが営業利益を大きく押し下げる。リーマンショック後の超円高を経験してきた自動車産業は、生産や部品調達の現地化を進め、円高に耐えられる体質づくりを進めてきた。今期はその実力が試される年になりそうだ。「これまでの数年間は為替による追い風…