自動車整備業界の「2014年問題」は、専業工場よりも、新車を圧倒的に多く販売しているディーラーのほうが影響は大きい。新車販売先との結びつきは強く、初回、2回目車検が入庫する割合がもともと高いためだ。ディーラーのバリューチェーンカバー率(新車以外の部門による固定費カバー率)は70~100%で、このうち整備は稼ぎ頭。14年問題による車検対象台数の減少…