自動車ユーザーにとって「環境」が価値を持つようになったのはいつ頃からだろう。環境と安全はセットで論じられることが多いが、安全はユーザーにとっても直接的な価値、利益をもたらすのに対し、環境は言うなれば間接的な価値にとどまる◆窒素酸化物、炭化水素、粒子状物質などは環境を汚染するが、台当たりの排出量はもちろんごく微量であって、大気汚染に立派に参加してい…