1936年式のトヨダAA型にはまだサイドミラーがない

室内用を含め後方確認用のミラーが普及し始めたのは、1950年代のこと。欧州の都市部では自動車が連なって走行する場面が増え、後続車の動きを確認する必要性が高まっていった。とはいえ運転席側にのみ装着する車種も多かった。後方確認はあまり重視されない時代が続いたが、交通事故の増加とともに装着が一般化していった。当初普及したのはフェンダーミラーだった。視線…