警察庁と国土交通省は、排気量125cc以下の一部車両を第1種原動機付自転車として扱えるよう法令改正に踏み切る。2025年11月に新しくなる排ガス規制に適合させるには、従来の50cc以下の車両のコストがかかりすぎると二輪業界が125ccモデルの活用を求めていた。新基準ではエンジンの最高出力を4.0㌔㍗(約5.4馬力)以下に抑えた125cc車を第1種原付として扱う。25年4月にも施行する。

 警察庁は道路交通法施行規則の一部を改正し、最高出力4.0㌔㍗以下に制御した総排気量125cc以下の二輪車を、現在は同50cc以下としている一般原動機付き自転車に新たに区分する。国交省も総排気量50cc超~125cc以下の二輪車で、最高出力を4.0㌔㍗以下に制御した車両を第1種原付として取り扱うことができるよう、道路運送車両法施行規則の一部を改正する。型式認定時に原動機の総排気量に加えて最高出力も表示させる。国交省は今月29日までパブリックコメントを募った上で、10月下旬にも公布・施行する。