ホンダとヤマハ発動機は、電動二輪車のOEM(相手先ブランドによる生産)供給で合意したと発表した。2025年春をめどにホンダが原付1種(排気量50cc以下)の電池交換式電動スクーター2車種をヤマハ発にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する。ホンダは現在、原付1種のガソリン車をOEM供給しているが、電動二輪車でも協業を継続する。
ホンダが販売する「EM1e:」「ベンリィe:1」をヤマハ発に供給する。電動二輪車の普及にはコストを一段と下げる必要があり、ホンダとヤマハ発が組んでスケールメリットを生かす。電池交換ステーション(ST)の整備加速にもつなげる。
ホンダは現在、「ジョルノ」などのガソリン車をヤマハ発にOEM供給している。しかし、25年11月に適用される排ガス規制の対応が難しく、ホンダは原付1種ガソリン車の生産を終了する見通し。