1980年代からバブル崩壊まで、いわゆるカー雑誌は百花繚乱、書店の雑誌売り場の大きなスペースを占め、その存在を誇示していた。やがてパソコン雑誌にそのスペースを奪われ、かつての有力誌が一つ、また一つと姿を消していった。本書は1911年の「飛行機ト自動車」に始まり、戦後のモータリゼーションの発展を側面から支えたカー雑誌の変遷を跡付けたものだ。全8章で…