松田自動車整備の中村三郎社長(67)は、苦楽をともにしてきた工場長に会社を託そうと準備を始めました。「身内以外に継がせるのは大変」と聞いていましたが、自身も経営を譲られたので何とかなるだろうと考えています。ただ気がかりなのは、工場長が「跡を継ぐことに必ずしも前向きではない」ことです。社員だった中村社長が先代から経営権を譲られたのは今から20年前。…