3月期決算企業の株主総会が佳境を迎えているが、昨年の同時期に比べ、円安傾向と株価上昇という経営環境が好転したことにより、おしなべて好業績の報告がなされ、株主からは本格回復の期待が寄せられている。しかし、足元の状況は、為替、株式市場ともに、急激な円安・株高の調整局面に入っているが、これは、いわゆるアベノミクスに対する海外投資家を中心とした厳しい評価…