1990年代初頭の細川内閣以降、単独過半数を確保する政党が現れず、連立政権が常態化している。それまでの自民党の一党独裁に対する批判がある一方、連立政権の場合は合議であったり有権者の意見が反映されやすいなどの利点が指摘される◆だが、仮に民主、自民の2大政党が大連立を組めば国内大統制という、大政翼賛会のような大きな落とし穴が包含されていることも事実だ…