水を電気分解すると水素と酸素になります。これとは逆に、水素に酸素を結合させると電気と熱が生まれます。この反応を連続して行う装置が「燃料電池(FC、フューエル・セル)」です。名前に“電池”と付きますが、実際のところは発電装置です。燃料電池は宇宙分野などで使われていましたが、高価なうえに出力も限られていました。1990年代前半、カナダのバラード社が車…