「為せば成る為さねば成らぬ何事も…」―。米沢藩主、上杉鷹山の言葉を使って、スズキの鈴木修会長兼社長は経営者の心構えを述べた。スズキを率いて50年近くになる。軽自動車を育て上げ、インドでの自動車生産を軌道に乗せるなど、特異な経営手腕を発揮してきた。今年82歳を迎え、現在でもヤル気、根性に衰えはない。むしろ「闘う姿勢を失ったら引退」と新たな競争という…