新聞を指して、第4の権力―といわれることがある。司法、立法、行政の三権に続くという意味らしいが、これは少し違う。確かに新聞が国民や社会に与える影響は大きいが、決して権力を持っているわけではない。もとから反権力側で国家や政府を監視、報道してきた◆その新聞社を舞台に、国民の知る権利をテーマにした意欲作「運命の人」(山崎豊子著)のテレビドラマが最終局面…