自動車メーカー各社における2012年の春の賃金・一時金交渉(春闘)は、3月14日の集中回答日に向けて中盤を迎えている。歴史的な高水準の円高を含めて六重苦を抱える自動車メーカーの経営陣は、足元の交渉環境をどのようにとらえているのか。日本のものづくり産業にとって将来あるべき賃金制度に対する考え方なども含めて、日本自動車工業会の川口均労務委員長(日産自…