3月13日、大震災対策本部で指揮を執る伊藤社長(中央)

東日本大震災から間もなく半年。激震と津波で宮城県は死者9411人、行方不明者2350人(24日現在、警察庁まとめ)を数え、被災車両は推計14万6千台にのぼる。過去に例がない未曾有の大災害は、多数の生命と生活基盤や都市基盤を一挙に奪い、人々の心に深い傷痕を残した。「被害は想像をはるかに超えていた、という言葉で済ませるものではなかった。ただただ見るも…