津波に流され、破壊されたクルマが一体どれだけあるのか―。東日本大震災の被災車台数をつかむのはかなり難しい作業となりそうだ。被災地では、まず宮城県が14万6000台とする推計値を弾き出した。津波で浸水した沿岸地域の世帯数と県内の世帯当たり自家用車保有台数から算出し、これに営業車やディーラー在庫車などを推定加算した数値だという。青森や岩手、福島の他の…