常設展なのに「なぜ、これが傑作なの」とのタイトルを付けられると、改めて興味が湧いてくる。傑作とはなにか見る人それぞれが考えさせられる企画だ。まず最初に引きつけられたのはミレーの「乳しぼりの女」。ミレーは「晩鐘」などが傑作とされる。「乳しぼりの女」は有名な作品ではないが、ミレーの乳しぼりの女に対する、敬虔な気持ちがあふれており、牧場で働く人へのまな…