「警察に行き、真実を言うんだ。嫌なら心中だ」。ハンドルを握るラリー(ビリー・クリスタル)は、助手席のオーウェン(ダニー・デビート)に最後通告を突きつけ、思い切りアクセルを踏み付けた。ブラックコメディー映画「鬼ママを殺せ」のワンシーンだ。夜の山道を急加速して進むセダン「サーブ96」。観念したオーウェンは自首を決意し、ラリーは速度を緩めようとする。と…