ジェイテクトは、電気信号とアクチュエーター(作動器)で操舵する「ステア・バイ・ワイヤシステム」と、バックアップ電源の高耐熱リチウムイオンキャパシターの「リバディー」が、トヨタ自動車が3月に発売したレクサスの電気自動車(EV)「RZ」に採用されたと発表した。ステア・バイ・ワイヤシステムのレクサスでの採用は初めて。

ステア・バイ・ワイヤシステムは、操舵と転舵の両ユニットが機械的に接続していない構造。搭載性に優れ、設計自由度が高いなどの特徴を持つ。リバディーは、電源トラブルが発生した際、車を路肩に寄せるなどの緊急操舵用に電力を供給する。