本社機能が入る八重洲地区のオフィスビル完成イメージ
ホンダ青山ビル

ホンダは8月29日、青山ビルの建て替え計画を変更し、2029年中に八重洲地区に本社機能を設けると発表した。建設資材費の高騰など外部環境や社会情勢の変化に合わせ、計画を見直した。

ホンダが持つ青山ビルの所有権の一部を三井不動産レジデンシャルに譲渡し、三井不動産レジデンシャルは八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業のオフィスフロアの一部権利をホンダに譲る。青山ビルは三井不動産レジデンシャルと共同で建て替えた後、ホンダは一部フロアを活用する予定。具体的な活用方法は今後検討する。

新たに本社機能を設ける八重洲地区は、かつてホンダの「八重洲ビル」があった跡地を含むエリアで、東京駅に隣接する。オフィスビルは29年1月に竣工予定。1フロアあたりの面積は、青山ビルに比べて約6.8倍、虎ノ門オフィス比で約1.8倍に広がる見通し。1フロアに複数の部署が集まることで、ホンダの企業風土である「ワイガヤ」といったコミュニケーションを加速し、生産性向上や新たなアイデアの発想につなげる。

ホンダは、23年に青山ビルの建て替えを発表。25年5月に同ビルでの業務を終え、同月に本社機能を虎ノ門アルセアタワー(東京都港区)と、ホンダ和光ビル(埼玉県和光市)に仮移転した。30年度の完成を目指し、ホンダの企業思想を取り入れ新たな青山ビルの建設準備を進めてきた。