日本自動車輸入組合(JAIA、ゲルティンガー剛理事長)が6日発表した7月の外国メーカー車の販売台数は、前年同月比15.8%増の1万8985台となり、7カ月連続で増加した。前年に供給制約の影響があったフォルクスワーゲン(VW)やアウディが回復した。輸入車全体では、同8.4%増の2万6945台。7カ月連続でプラスだったものの、このうち、日本メーカーの海外生産車は同5.9%減の7960台で20カ月ぶりに減少した。スズキは新型車効果で上振れしたが、ホンダや日産自動車の落ち込みが目立った。
外国メーカー車のうち、電気自動車(EV)の販売台数は同42.1%増の2397台となり、9カ月連続で増加した。海外ブランド勢に占めるEVの構成比は同2.3㌽増の12.6%に上昇した。
ブランド別販売台数は、メルセデス・ベンツ(MB)が同6.5%増の4349台で首位だった。また、ポルシェ(同9.4%増の823台)とランドローバー(同43.5%増の571台)、BYD(同9.7%増の227台)、ランボルギーニ(同20.0%増の102台)など7ブランドが7月として過去最高を更新した。
日本メーカーの中では、スズキが「フロンクス」などのインド生産車が好調で、前年の13台から3127台に伸長してトップ。2位のホンダは同41.2%減の2893台で大幅に減少した。