東京海上日動火災保険は、個人向けドライブレコーダー付き自動車保険「ドライブエージェントパーソナル(DAP)」で、新型端末を貸与する特約の提供を2026年1月に開始すると発表した。機能を事故発生時の自動通報や映像記録・転送などに絞ることで、特約保険料を月500円と従来の端末に比べて割安に設定した。顧客が希望すれば、端末の出張取り付けも行う。利便性の向上と低価格化で、契約者数の拡大につなげる。
DAPで貸与する事故自動通報ドライブレコーダーは、今回の端末で3機種目。従来から提供している2カメラ一体型端末(月850円)を選ぶこともできる。
新型端末は運転席の視界を邪魔しないよう小型化した。フロントガラスに設置するカメラユニットと、助手席の右側足元に取り付けるバッテリーユニットで構成しており、録画時間は最長約7時間30分(車内カメラの撮影をオフにした場合は約15時間)。
機能面では、衝撃検知時の自動連絡や映像転送、急操作警告、専用スマートフォンアプリによる安全運転診断レポートなど主要機能を備えている。ただ、従来端末にある「前方車間距離接近警告」などの安全運転支援機能は利用できない。
一方で、運転開始15分の運転性向を分析し、事故を起こす可能性が高いと判断した場合、ドライバーに注意喚起を行う「要注意運転アラート」などの機能を追加した。ソフトウエアのアップデートで、順次新しい機能を追加する予定だ。
また、顧客が指定した時間・場所に同社提携業者が訪問して新型端末を取り付けるサービスも新たに提供する。所定の作業であれば、工賃の顧客負担はない。