矢崎総業は10日、米国子会社の矢崎ノースアメリカが、あいおいニッセイ同和損害保険の米国子会社モーターと資本提携したと発表した。モーターは、リアルタイムにリスク分析や保険料計算を行う車載器向けのソフトウエアなどを手掛けている。
提携を通じて、CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)の進展を見据えた、人工知能(AI)を活用した保険ソリューションの開発・販売を目指す。
モーターが第三者割当増資により矢崎ノースアメリカに対して株式を発行。自動運転車やシェアリングカーなどの実用化に伴う、リスク分析や管理の複雑化に対して、矢崎グループのAI技術とモーターのデータ分析や米国での保険商品開発の知見を組み合わせる。
併せて、米国の自動車メーカーやモビリティ企業との事業を通じた市場の共同開拓も進める。