サンデンは5月15日、希望退職者を国内で300人募集すると発表した。6月20日時点で勤続1年以上の社員が対象となる。募集期間は5月26日から6月11日。退職日は同20日付。応募した社員に対して、特別退職金の支給と再就職支援を行うとしている。

同社は2022年12月期以降、3期連続で最終赤字が続いている。同日発表した25年1~3月期決算でも10億円の純損失と、前年同期の2億円の黒字から赤字に転落した。競争力の強化に向けて人員削減などの構造改革が必要と判断した。

今回の希望退職者の募集に伴い、朱聃(ジュウ・ダン)社長と2人の副社長が役員報酬の一部を辞退する。朱社長が1カ月あたりの固定報酬の30%を、副社長は同20%を辞退する。期間は5月から12月まで。