経営再建中のサンデンホールディングスは1日、中国家電大手の海信集団(ハイセンス)グループのハイセンス・アプライアンス・グループを支援先に選定したと発表した。ハイセンスは約214億円を投じてサンデンが発行する第三者割当増資を引き受け、株式75%を取得する。サンデンを傘下に収め、車載事業を強化する。

 サンデンは自動車向けエアコンプレッサー世界シェア2位の独立系サプライヤーだが、新型コロナウイルス感染拡大などの影響もあって自動車機器事業の業績が落ち込み、昨年6月に私的整理の一種である事業再生ADRを申請していた。今回、ハイセンスがスポンサーとなって、経営再建に取り組む。

 サンデンは今後、ハイセンスグループのIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用した制御技術による高度な統合熱マネジメントシステムなどの開発を目指す。

 サンデンではハイセンスとの連携で「環境対応車のサーマルマネジメント技術の変革を主導するとともに、車載エレクトロニクス領域で世界をリードする会社となる大きな第一歩になる」としている。

 サンデンは5月7日に臨時株主総会を開く予定。