小糸製作所は10月28日、2026年度を最終とした現中期経営計画の目標値を下方修正すると発表した。24年3月の公表値に比べ、売上高を1200億円減の9300億円、営業利益を275億円減の560億円に修正した。
下方修正は、日本の自動車メーカーの認証不正問題や米国の関税政策の影響によるグローバルでの自動車生産台数の減少、中国での日本車のシェア率低下が要因。同社は「足元での生産台数は回復しているが、計画期間全体では当初の見通しに及ばないと判断した」(広報担当者)としている。
一方、26年3月期の連結業績については、足元での生産台数の回復などを織り込み、前回(7月29日)の公表値から上方修正した。売上高は330億円増の9130億円、営業利益は90億円増の450億円、純利益は55億円増の280億円とした。


