サンデンは26日、東京証券取引所のプライム市場からスタンダード市場へ移行すると発表した。移行予定日は10月20日とした。現在、同社はプライム市場の上場維持基準である流通株式時価総額100億円以上と流通株式比率35%以上を満たしていない。また、経営資源を事業成長につながる技術開発などに投下することが企業価値向上に寄与すると判断し、スタンダード市場を選択したという。

 担当者は「上場廃止という最大のリスクを回避し、ステークホルダーに安心してもらう目的もある」と述べた。