ウェイモが4月10日に高輪ゲートウェイシティで公開したテスト車両
トヨタ自動車と米アルファベット傘下のウェイモは4月30日、自動運転技術開発の協業で基本合意したと発表した。トヨタでソフトウエアなどを開発するウーブン・バイ・トヨタの参画も検討しており、自動運転の開発と普及を加速させる。
トヨタとウェイモは、新たな自動運転の車両プラットフォーム開発で協業する。現時点で出資は検討しておらず、協業の範囲と詳細は今後議論する。
トヨタは「市販車両向けの技術の一部を導入していく予定」としている。一方、ウェイモはトヨタ車を自社の配車サービスに導入する計画だ。
ウェイモは、すでにアトランタやマイアミなど米国4都市で自動運転サービスを実施している。日本では日本交通(若林泰治社長、東京都千代田区)、タクシー配車アプリのGO(中島宏社長、東京都港区)と組み、テスト車両を東京都内で走らせ、走行データを収集する。