日本の自動車メーカー6社の1~3月米国新車販売は前年同期比4.5%増の149万7841台で、3年連続で前年実績を上回った。ハイブリッド車(HV)を筆頭に各社とも販売が好調で、トヨタ自動車は電動車の販売比率が5割を超えた。

 トヨタは同0.9%増の57万269台だった。販売をけん引する30車種以上に及ぶ電動車で、販売の50.6%を占めた。ホンダも電動車が同77.7%増の11万22台と大幅に増えた。

 収益面で苦戦する日産自動車も販売台数では同5.7%増加した。「キックス」「ヴァーサ」など小型車の販売が好調だった。スバルは同9.1%増、マツダも同10.2%増、三菱自動車は改良型「アウトランダープラグインハイブリッド」が好調で同11.4%増だった。

 3月単月も前年同月比11.2%増の49万3702台と2カ月ぶりの増加だ。

 今後はトランプ米政権による追加関税の影響が懸念される。価格に転嫁されれば販売が伸び悩む恐れもあり、今後の動向が注目される。