オートバックスセブンは1日、カー用品小売り店の運営法人以外が手掛ける初の中古車店をオープンしたと発表した。同社は2026年度を最終とする中期経営計画で、顧客との接点拡大を目指している。中古車事業もこの一環で、新たな参入事業者を増やすため、フランチャイズチェーン(FC)契約の門戸を広げる方針を掲げていた。中古車を販売する「オートバックスカーズ」は同日時点で、406店舗を展開している。同事業では大型専売拠点も展開しており、これらも含めて30年までに100店舗を増やす考えだ。

 新店舗は、オートバックスカーズ東松戸店(千葉県松戸市)。同社は、現地で整備やロードサービスを手掛けるセンチュリーオート(石井英幸代表、千葉県松戸市)とFC契約を締結した。

 同社はこれまで、カー用品店の「オートバックス」の店舗や敷地に併設する形でカーズを展開してきたが、昨春、この要件を緩和すると明らかにしていた。