ファーストエディションは250台の生産を予定

 光岡自動車(大野貢社長、富山市)は27日、「M55(ダブルファイブ)」の2026年モデルとなる「ファーストエディション」の先行予約を開始したと発表した。25年に納車する「ゼロエディション」はガソリン車のみだったが、ハイブリッド車(HV)を追加するなどバリエーションを広げた。

 ファーストエディションは250台の生産を予定しており、申し込み台数がそれに達した時点で受け付けを終了する。

 26年モデルでは、1種類だった車体色を10色から選べるようにした。ガソリン車は手動変速機(MT)仕様だったが、無段変速機(CVT)のみの設定とした。標準装備だった専用の本革シートなどもオプションとし、幅広い顧客のニーズに応えられるようになっている。HVで2グレード、ガソリン車で1グレードを用意しているが、全体の250台の中で制限は設けていない。予約は全国の特約店で受け付ける。

 価格はガソリン車が756万8千円、HVが811万8千円(消費税込み)から。

 M55はホンダ「シビック」の未使用車をベースに開発した、光岡の55周年記念モデル。限定100台としたゼロエディションは24年11月に抽選の申し込みを受け付けたが、10日間で上限に達していた。