スマートコントロールユニット

 ミネベアミツミは、ドアハンドルやミラーなどを手掛けるアクセスソリューションズ(AS)で、インドでの二輪車ビジネスを展開する。旧ホンダロック当時からの蓄積やユーシンとのシナジーも生かし、生産の移管・集約も図る。

 ASは拡販対象が日本から北米、欧州、アジアの自動車メーカーに展開、商圏の拡大が進んでいる。さらに、二輪車向けのスマートロックなどのビジネスが好調なことから、成長市場として期待されるインドでも拡大する。

 例えば、スマートコントロールユニットは、スマートシステムで所有者を通信で認証。車両盗難対策などにもなる。ハンドルロックスイッチは、スマートシステムの起動・停止やエンジンの始動・停止、ハンドルロックを行う。またホイールセンサーはECU(電子制御システム)に車輪の回転情報を伝達する。

 同社は生産体制も強化する計画。欧州で量産している車載部品の組立工程の一部をアジアに生産移管・集約して、収益改善を見込む。シナジーをより強化するため、各工場間での営業活動の協業展開や、生産協業の取り組みも拡大する。