自動運転トラックのイメージ

 ヤマト運輸、ネクストロジスティクスジャパン(梅村幸生社長、東京都新宿区)などは、新東名高速道路の駿河湾沼津サービスエリア(SA)~浜松SA間で、自動運転トラックの走行実証を25日から開始したと発表した。自動運転を支援するデータ連携システムによる共同輸送での運行計画立案や、緊急事態での対応支援などについて27日まで実証する。

 ダイナミックマッププラットフォーム(吉村修一社長、東京都渋谷区)、BIPROGY(齊藤昇社長、東京都江東区)も参画して実施。4社は自動運転トラックの安全な走行やスムーズな共同輸送を実現するためのデータ連携システムを開発した。今回、システムを活用して共同輸送での最適化した運行計画策定や、自動運転トラックが安全に走行するための支援、走行環境が変化した際の運行計画変更などについて検証する。先進モビリティが開発した自動運転トラックを使って、ドライバーが乗車して自動運転レベル2(高度な先進運転支援システム)で走行する。

 データ連携システムは、道路形状に応じた高精度な気象情報や渋滞などの道路状況に関するデータを車両に提供。また、荷物情報やトラックの空き情報など共同輸送に必要なデータ入力が可能で、荷物とトラックの空きスペースをマッチングできるシステムや自動運転遠隔監視システムとも連携する。