インド・ケンペゴウダ国際空港(ベンガルール)にずらりと並ぶEVタクシー

新興国市場の回復が遅れている。東南アジア諸国連合(ASEAN)では、販売首位のインドネシア、〝アジアのデトロイト〟と呼ばれるタイともに需要が振るわない。世界3位の市場に浮上したインドは政治や経済に不安定さを残す。中国や新興メーカーの電気自動車(EV)攻勢も攪乱(かくらん)要因だ。ASEANでは地理的に近い上に進出も早かった日本メーカーのシェアが高…