トヨタ博物館(原康裕館長)は13日、愛知県長久手市の同館で「来館者累計800万人達成セレモニー」を開催した。来館者数にちなみ、トヨタ「スポーツ800」とホンダ「S800」を展示し、節目の来館者への乗車体験と記念撮影を行った。

 800万人目は長久手市に住む近藤統靖さん。妻の芽衣美さんと息子の吉くんの3人で同館を訪れた。式典では原館長が800万人目の来館者であることを示す認定証をはじめ、記念品を贈呈した。

 近藤さんは「この博物館は身近な場所で世界一を体感できる貴重な場だと思う。子どもが車に興味を持ってくる年齢なので、家族と楽しむことができれば」と述べた。原館長は「当館はこれまで国内外に自動車文化やさまざまな情報を伝える役割を果たしてきた。これからも人とモビリティの文化について紹介していきたい」とあいさつした。

 トヨタ博物館は1989年に開館。トヨタ自動車のみならず、世界の自動車の歴史と文化を発信する拠点となっている。91年に累計来館者が100万人を突破し、2019年には700万人に到達した。累計800万人来場を記念し、13日から26日まで「スポーツ800」と「S800」の展示を行う。18日からの8日間、各日先着100組に「スポーツ800」のカレンダーとピンバッジをプレゼントする。