ENEOS(エネオス)やJFEスチールなど7社は、東京湾域の複数の工場などから排出される二酸化炭素(CO2)を分離・回収して液化し、海上輸送、貯留する事業の実現可能性を調査すると発表した。2026年度までに投資を最終決定し、30年度までの事業化を目指す。

 他に参加するのはコスモ石油、三菱商事、JX石油開発、日本触媒、ペトロナスCCSソリューション。

 7社は京浜地区、京葉地区周辺にある複数の工場などから排出されるCO2を回収して貯蔵するまでのサプライチェーンを構築するため、各段階に最適な設備を設計するとともに、コストの試算や課題を抽出して実現可能性を検証する。

 域内で回収するCO2は年間300万㌧程度を想定している。将来的には年間600万㌧程度のCO2回収を目指す。