村田製作所が開発中のCO2吸着フィルター。1グラム当たりサッカー場ほどの表面積を持つ

二酸化炭素(CO2)を回収し、資源として再び用いる「カーボンリサイクル」の取り組みが自動車部品業界で広がっている。大気中のCO2を分離・回収するダイレクト・エア・キャプチャー(DAC)技術では、日本ガイシやGSユアサなどが技術を競う。住友電気工業は、回収したCO2を原料とする新素材を開発した。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)の実現…