極東開発工業は、2㌧車級回転板式ごみ収集車「パックマン」(排出板押出式)を全面改良し、7日から発売すると発表した。2㌧/4㌧車級のプレス式「プレスパック」とボディー構造を共通化して、従来機種比で荷箱容積を0.2~0.4平方㍍拡大した。同時にクラス最大級の投入口幅を確保し、作業の効率化につなげた。年販50台を目指す。
「パックマン」は、塵芥の排出・積込みに車両安定性が高い排出板押出式と、汚水の飛散が少なく積込時間が短い回転板式を採用し、安全確保と効率化を両立した機種。新型車はそのコンセプトを受け継いだ上で、作業性や外観デザインを向上した。
投入口幅は2㌧車で1440㍉、3.5㌧車で1685㍉を確保した。外観は曲面を多用したフォルムを採用してスタイリッシュなデザインとした。専用設計のLEDリヤコンビネーションランプは車体との一体感を高め、車両後方および側方からの視認性を向上。一体型ワンタッチハンドルの採用などで、インナースライドカバーの操作性を高めた。積込装置・排出装置の構造を改良し耐久性を大幅に高めた。
希望小売価格(シャシ・消費税抜き)は、2㌧車ベースが489万円、3.5㌧車ベースが577万円。