新製品の使用イメージ

 モリタホールディングス傘下のモリタエコノス(玉置敏之代表取締役、兵庫県三田市)は、塵芥車向けにウイルス除去剤の噴霧装置「ミラクルキヨラV」を発売した。ごみ収集作業時の衛生対策に提案し、装着の拡大を目指す。

 噴霧装置は、ごみ投入口に設置する。ごみからウイルスなどが飛散しやすいタイミングを見計らって、ウイルス除去剤を自動噴霧する。除去剤は化粧品・洗剤メーカーの花王の製品を使用。エンベロープタイプのウイルス2種で効果が検証されたという。

 投入口内に遮蔽カーテンを取り付けると、投入されたごみ袋の破裂に伴うごみ汁やその飛沫の拡散を防止できる。

 希望価格は装置一式が40万円、ウイルス除去剤は20㌔㌘入りで7千円(それぞれ税別)。今年度は60台分の販売を目指す。