日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)が6日発表した2024年7月の外国メーカー車新規登録台数は1万6398台(前年同月比9.7%減)となり、7カ月連続で減少した。一部の有力ブランドがモデル切り替えの端境期となっていたほか、海上輸送の混乱の影響などを受けたことが大きい。登録車全体に占める外国メーカー車のシェアも6.2%(同1.0㌽減)にとどまった。一方、輸入電気自動車(EV)の販売台数は1687台(同27.6%増)で5カ月連続の増加。外国メーカー車に占めるEVシェアは10.3%(同3.0㌽増)となった。

 価格帯別で最も多い「400万円以上1千万円未満」は1万370台(同3.9%増)と3カ月連続で上回った。「1千万円以上」も2849台(同18.0%増)と4カ月ぶりに増えた。一方、「400万円未満」の登録台数は2606台(同46.0%減)と、5カ月連続の減少となった。

 輸入車全体は2万4860台(同5.7%増)で、5カ月連続で増加。このうち、日本メーカー車は8462台(同57.8%増)で、8カ月連続のプラスだった。インド製の新型SUV「WR―V」が好調なホンダが、ブランド別販売台数で2カ月ぶりに首位に返り咲いた。

 また、ブランド別ではポルシェ、BYD、アバルト、フェラーリ、ランボルギーニ、ボルボトラック、アストンマーティン、ロールス・ロイス、マクラーレンの9ブランドが、7月として過去最高を更新した。