三菱自動車は、北米で2030年度までに、新たな車両セグメントに新型車2車種を投入する。26年度以降、既存車種の全面改良車や新型車を毎年、投入する。一部の車両はアライアンスを活用した現地生産を予定している。

 同社の米国法人が26年度から30年度までの事業計画「モメンタム2030」で明らかにした。ラインアップの拡充により、米国市場への投入車種は現在の4車種から倍増する見込み。電動化でも、ハイブリッド車(HV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などを組み合わせて進めるとしている。

 また現在、小売拠点がないエリアを含めてディーラーネットワークを拡大するほか、新設計の店舗も導入していく。

 同社の今年1~6月の米国販売は5万1130台と前年同期から1割以上、増加した。上半期の販売実績としては21年以来の高水準だった。