ジャパンモビリティショー2024のイベントコンセプト(出典:日本自動車工業会)

日本自動車工業会(自工会、片山正則会長)は、「ジャパンモビリティショー2024」(JMS)を10月15日から18日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催すると発表した。JMSの〝裏年〟のイベントとして、主に事業者を主要ターゲットとして開催する。デジタル技術の総合展「CEATEC(シーテック)2024」(主催:電子情報技術産業協会)と併催する。6月中にブース出展の受付を開始し、モビリティ関連企業など50社の事業会社と、モビリティ業界の課題解決に貢献する技術・サービスを持つ150社のスタートアップ企業の出展を募る。

従来の東京モーターショーは2年に一度の開催だったが、今後は企業連携を推進する「プロセスイヤーイベント」と従来型のユーザー向け「ショーイヤーイベント」を交互に開催する。スタートアップの出展テーマは「カーボンニュートラル」「サプライチェーン」「モノづくり」「トランスフォーメーション」。事業会社の対象出展産業はモビリティのほか、電機・情報、重工業、建設工業など。

ブース出展のほか、スタートアップと事業会社がコミュニケーションを取れる場所を会場とオンラインで用意する。双方が事前にビジネスマッチングサイト上でお互いのシーズ・ニーズ・事業課題などを把握した上で、会場で円滑な商談に臨めるようにする。会場では「ビジネスマッチングプロラム」というイベントを実施し、双方の商談を支援する。同プログラムにはスタートアップ、事業者それぞれのべ140社が参加する予定。1000社以上の上場を支援してきたジャフコもマッチングをサポートする。

また、未来のモビリティ社会について議論する「未来モビリティ会議」も開催する。モビリティ業界の課題についての「キーノート」と、その課題を著名有識者とともに分かりやすく説明する「テーマディスカッション」を実施。各プログラムには自工会の正副会長も参加する。

イベントの入場料は無料(全来場者登録入場制)。ブースの出展申し込みは6月中に、ビジネスマッチングの参加申し込みは8月上旬に開始する予定。イベントの詳細は順次公表する。