ドダイ社の佐々木悠馬代表(左)と武蔵精密工業の大塚浩史社長

 武蔵精密工業は、エチオピアを拠点に電動二輪車(EVバイク)の製造・販売を手がけるスタートアップのドダイグループと協業に合意したと発表した。武蔵精密はドダイ社への出資・協業を通じてアフリカ市場における電動モビリティの提供を拡大していく。

 協業では武蔵精密製のeアクスルを搭載したEVバイクの開発や、電動三輪車やデータビジネスなどの分野においても協力を予定する。武蔵精密は、エチオピアをはじめとする東アフリカ各国について「政情不安などの課題もあるが、平均年齢19歳、2040年には人口20億人となるダイナミックな巨大市場だ」と語る。

 エチオピアに拠点を構えるドダイ社は、21年に設立したスタートアップで本社は米国デラウェア州。23年からエチオピアを主要拠点にアフリカ全土での電動モビリティ事業展開を目指している。