写真1=タイ・チョンブリー県のBYD販売店。ショールームに7台の展示が可能。ロゴマークが確立されている。中国メーカーは原則、ネット直販ではなく独立系デーラー経由の販売になるという。ただし、デーラーはBEVの整備では儲けが薄いので、メーカーがデーラーマージンを保証、値引きの原資はメーカーが負担すると。メーカーは整備工場への投資を控えるよう指導しているそうだ。従来型のデーラー経営とはかなり異なる様子である。なお長城汽車(GWM)にはネット直販スキームがある。中国車メーカーごとに販売手法が異なる様子(著者友人撮影)

中国車の欧州進出の記事(2月6日付本紙)の続編を執筆した。欧米ではバッテリー式電気自動車(BEV)に対する熱が冷め、引き続き需要が大きく減少しており、欧米自動車メーカーの生産調整が話題になり始めた。さらに、ドイツの港湾施設では中国製BEVの在庫が増えているとの話。BEVの値引き合戦も白熱化してきた模様である。◇Ⅰ.2023年 主要3市場のBEV販…