日本自動車販売協会連合会(自販連、金子直幹会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が13日発表した2023年10月の中古車登録・届け出台数は、前年同月比6・7%増の54万1665台で6カ月連続のプラスとなった。増加幅は前月比3・6㌽拡大。登録車、軽ともに前年実績を上回るなど、堅調ぶりがより鮮明になった。新車供給の平準化に伴う商品中古車の品ぞろえが潤沢となったことが、市場の活性化につながった。また、11、12月が昨年と同じ水準で推移した場合、通年で22年の630万台を上回る見通しが立つ状況となった。

 自販連がまとめた10月の中古車登録台数は前年同月比6・1%増の30万3850台と、7カ月連続で前年超えした。このうち乗用車は同6・6%増の26万3977台。普通乗用車が同10・7%増の16万2074台、小型乗用車が同0・7%増の10万1903台だった。貨物車は同2・7%増の3万2165台、バスは同8・9%減の911台だった。

 全軽自協がまとめた10月の軽中古車販売台数は、同7・5%増の23万7815台で6カ月連続のプラス。乗用車は同8・4%増の18万9665台、貨物車は同4・1%増の4万8150台となり、プラスに転じた。