トヨタ自動車は18日、SUV「カローラクロス」を一部改良して発売した。ハイブリッド車(HV)、ガソリン車ともにパワートレインを見直し、燃費性能や出力を向上した。先進運転支援システムやコネクテッド機能も拡充した。月間販売台数の目安は5600台。
HVは2022年10月に「カローラ」に採用した電動モジュールを適用。ガソリン車は従来の排気量1・8㍑から同2・0㍑にエンジンを切り替えた。ステアリングやブレーキ操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」を採用したほか、衝突被害軽減ブレーキで交差点右折時の対向直進車なども検知できるようにした。このほか、コネクテッド型のカーナビゲーションシステムに対応するディスプレーオーディオも設定した。
機能向上などを踏まえ、上級グレード「Z」のHVは、従来比で26万円値上げした。価格は218万4千円(消費税込み)から。