三菱自動車は10日、「エクリプスクロス」を一部改良するとともに、特別仕様車を設定したと発表した。エレクトリックテールゲート(テールゲートの自動開閉機構)や後席用シートヒーターを一部車種に標準装備したほか、後席にUSB充電ポートを採用し、快適性や利便性を高めた。エントリーグレード「M」と新たに追加した特別仕様車「ブラックエディション」は10日に、その他グレードは来年2月16日にそれぞれ発売する。

 プラグインハイブリッド車(PHV)にはガソリン車に設定している特別仕様車「Gリミテッドエディション」を追加し、ガソリン車にはPHVに設定する運転支援システム「マイパイロット」を新たに採用した。ブラックエディションは上級グレード「P」をベースに専用の装備を採用した特別仕様車で、PHVモデル、ガソリンモデルそれぞれに設定した。

 価格はPHVモデルが386万3200~465万800円、ガソリンモデルが254万2100~352万円。機能向上や原材料価格の高騰を踏まえ、改良を機に1万~15万円ほど価格を引き上げた。特別仕様車はPHVモデルが465万800円、ガソリンモデル(2WD)が330万円。(いずれも消費税込み)